韓国映画(八丁座・サロンシネマ)紹介

広島で公開されている、もしくは今後公開される予定の韓国映画の紹介です。

上映時刻などは、八丁座・サロンシネマのホームページでご確認ください。


公開中映画


「ドライブ・マイ・カー」←日本映画ですが、当協会の韓国映画鑑賞券で観て頂けます。

現在公開中    八丁座

 

  • ☆第74回カンヌ国際映画祭 脚本賞ほか全4冠
  • (2021年/日本映画/2時間59分/カラー/ビスタ/ビターズ・エンド)
  • 監督:濱口竜介
  • 脚本:濱口竜介 大江崇允
  • 原作:村上春樹 「ドライブ・マイ・カー」 (短編小説集「女のいない男たち」所収/文春文庫刊)
  • 出演:西島秀俊 三浦透子 霧島れいか/岡田将生
  • 公式サイト:https://dmc.bitters.co.jp/
  • 原作:村上春樹 × 監督:濱口竜介
    映画史を書き換える至高の179分! 新たなる傑作の誕生
  • 数々のベストセラーを生み出してきた作家・村上春樹による、珠玉の短編小説「ドライブ・マイ・カー」。妻を失った男の喪失と希望を綴ったこの作品に惚れ込み映画化を熱望、自ら脚本も手掛けるのは、いま世界が最も熱い注目を寄せる濱口竜介監督。これまで、カンヌ(『寝ても覚めても』コンペティション部門出品)、ベルリン(『偶然と想像』銀熊賞受賞)、ヴェネチア(共同脚本作『スパイの妻』銀獅子賞受賞)など世界三大映画祭を席巻し、その名を轟かせてきた。待望の最新長編作となる本作も見事、本年度のカンヌ国際映画祭で日本映画としては史上初となる脚本賞を受賞。加えて、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の独立賞も受賞し、4冠獲得の偉業を果たした!
    これまで、圧倒的な脚本力と豊かな映画表現で、人間がもつ多面性や複雑な感情をあぶりだしてきた濱口監督。本作では原作の精神を受け継ぎながらも、「ワーニャ伯父さん」、「ゴドーを待ちながら」という時代を超えて愛されてきた演劇要素を大胆に取り入れ、ストーリーと映画内演劇が重層的に呼応しあう驚異的な物語を紡ぎだした。さらに広島東京・北海道・韓国などのスケール感あるロケーションと、名手・四宮秀俊撮影による美しさと厳しさが溶け合う映像美は観る者を魅了し、物語へと引き込んでいく

 

この映画は、複数の国籍キャストが劇中劇をするという内容で進められますが、その中でも、韓国人俳優パク・ユリムさんの演技がとても光っています。

それに関する濱口監督のインタビューの一部を紹介します。

 

──ただ、現場では日本語を韓国手話に、韓国語を韓国手話へと、気が遠くなるような通訳の作業、いわば非常に「回りくどい」方法が採られています。

(濱口監督)やってみるまでは、通訳の作業がこれほど回りくどいことだとは想像していませんでした(笑)。この辺りを綿密に整理してくださったのが、監督補の渡辺直樹さんです。直樹さんによる交通整理がなければ現場は崩壊、とまでは行かなくとも、多言語演劇がこのような質に達することはなかったと思います。撮影が終わった今は、とても幸運に恵まれたと思っています。オーディションを経て、ご一緒することになったユナ役のパク・ユリムさんが素晴らしかった。健聴者の彼女は役が決まってから、みずから韓国手話のコーチを付けて準備をしたうえで現場に臨んでくれました。その取り組みも含めて素晴らしかったですね。この点では、8ヶ月程度コロナで撮影中断を余儀なくされたこともプラスに働いたと思います。

 


「雨とあなたの物語」

 現在公開中 サロンシネマ

 

  • (2021年/韓国映画/1時間57分/カラー/シネスコ/シンカ)
  • 監督:チョ・ジンモ
  • 出演:カン・ハヌル、チョン・ウヒ / カン・ソラ
  • 公式サイト:https://synca.jp/ametoanata/
  • 一通の手紙が紐解く8年越しの真実。
  • 逢いたい人に会えない、すべての人たちに贈るひたむきな愛の物語。
  • カン・ハヌル、チョン・ウヒ、実力派キャストが紡ぎだす20代のリアルな感情と青春の1ページ

まだスマートフォンもSNSもなかった2003年韓国。夢も目標もなく、ソウルの予備校に通う浪人生ヨンホ(カン・ハヌル)は、長い間大切にしてきた記憶の中の友人を思い出し、あてもなく手紙を出す。一方、釜山では、自分の夢を見つけられないまま母親と一緒に古書店を営むソヒ(チョン・ウヒ)が、ヨンホから姉のソヨンに届いた手紙を受け取る。ソヒは病気の姉に代わってある“約束”を条件に、手紙を交わしていく。

「いくつかルールを守ってほしい。“質問しない”、“会いたいと言わない”、そして“会いに来ない”。」
偶然始まった手紙のやり取りが、モノクロだった2人の日常を鮮やかに彩り始め、やがてヨンホは「もしも12月31日に雨が降ったら会おう」と提案をするが…。

 

近日公開予定映画


「ファイター、北からの挑戦者」 サロンシネマ 

2022/1/21(金)公開予定  ※1週間限定上映

  • ☆2020 釜山国際映画祭 最優秀女優賞・NETPAC賞 W受賞
  • (2020年/韓国映画/1時間44分/カラー/ビスタ/アルバトロス・フィルム)
  • 監督・脚本:ユン・ジェホ
  • 出演:イム・ソンミ、オ・グアンノク、ペク・ソビン
  • 公式サイト:https://fighter-movie.com/  
  •  韓国、ソウル、一人の女が小さなアパートに辿り着いた。脱北者リ・ジナ。休む間もなく食堂で働き出した彼女は、中国に残した父を呼び寄せるためにより多くのお金を稼ごうと、清掃の仕事を掛け持ちすることにした。そこは、館長とトレーナーのテスが2人で切り盛りするボクシングジムで、悲惨な過去と怒りを抱えて壁を作るジナに、2人は静かに燃えるファイティングスピリットを感じ取る。グローブを渡されたジナは、次第にボクシングの世界にのめり込んでいくのだった――。

 

 


  • 「声もなく」サロンシネマ
  • ☆2021年・第41回青龍賞 主演男優賞・新人監督賞 受賞
  • (2020年/韓国映画/1時間39分/カラー/ビスタ/アット エンタテインメント)
  • 監督・脚本:ホン・ウィジョン
  • 出演:ユ・アイン、ユ・ジェミョン、ムン・スンア
  • 公式サイト:https://koemonaku.com/

 

バーニング劇場版」のユ・アインが新人監督をタッグを組み、韓国映画会を席巻の快挙!

青龍賞、百想芸術大賞5巻受賞‼

 

誘拐犯になってしまった青年と誘拐された少女。

社会から疎外されて生きる者たちの、つかの間の疑似家族のような日々。

切ないラストが、胸を貫く、珠玉のサスペンス

 

貧しさ故、犯罪組織からの下請け仕事である死体処理で生計を立てる口のきけない青年テインと片足を引きずる相棒のチャンホクは、身代金目的で誘拐された11歳の少女チョヒを、一日だけ預かることになる。トラブルが重なり、テインとチョヒの疑似家族のような奇妙な生活が始まるが、チョヒの親からの身代金が支払われる気配はなく・・・出会うはずのなかった者たちの巡り合わせが、韓国社会で生きる声なき人間たちの孤独を浮き彫りにする。

 



「ユンヒへ 」   サロンシネマ

  • ☆2020年 青龍映画賞 2冠 監督賞、脚本賞 受賞 ほか多数受賞
  • (2019年/韓国映画/1時間45分/カラー/シネスコ/カラー/トランスフォーマー)
  • 監督・脚本:イム・デヒョン
  • 出演:キム・ヒエ、中村優子、キム・ソへ、ソン・ユビン、木野花、瀧内公美、薬丸翔、ユ・ジェミョン(特別出演)ほか
  • 公式サイト:https://transformer.co.jp/m/dearyunhee/

韓国の地方都市で暮らすシングルマザーのユンヒの元に、長い間、連絡を絶っていた初恋の女性から一通の手紙が届く。母の手紙を盗み見てしまった高校生の娘セボムは、自分の知らない母の姿をそこに見つけ、手紙の差出人である日本人女性ジュンに会わせようと決心をする。セボムに強引に誘われるかたちで、ジュンが暮らす北海道・小樽へ旅立つユンヒ。それは、二十年前の自分と向き合う、心の旅でもあった―。

2019年、第24回釜山国際映画祭のクロージングを飾り、2020年には韓国のアカデミー賞ともいえる青龍映画賞で最優秀監督賞と脚本賞をW受賞した映画『ユンヒへ』の監督・脚本を手掛けたのは、長編2作目となる新鋭のイム・デヒョン。岩井俊二監督の『Love Letter』にインスパイアされた本作ではロケ地を北海道・小樽に選び、二人の女性達が心の奥にしまってきた恋の記憶を描き出す。主人公のユンヒを演じるのは長年ドラマや映画で活躍し、昨年韓国で放送された大ヒットドラマ「夫婦の世界」では数々の賞も受賞したベテラン俳優のキム・ヒエ。日本人女性ジュンに『野火』や『ストロベリーショートケイクス』の中村優子。ユンヒの娘セボムに元I.O.Iのキム・ソへ、セボムのボーイフレンドにソン・ユビン、ジュンの伯母役に木野花、ジュンを慕うリョウコ役に『由宇子の天秤』の瀧内公美、ユンヒの元夫に「梨泰院クラス」などのユ・ジェミョンが配された。