第 103 集 (2012年06月)

□ 安東会長を再選 事業計画など承認
       広島県日韓協が通常総会・理事会(6月7日)

 広島県日韓親善協会は6月7日(木)、広島市内のホテルで理事会と通常総会を開きました。席上、昨年度の事業報告と決算(案)、今年度の事業計画(案)と予算(案)、人事(案)が審議され、いずれも原案どおり承認されました。
  役員人事では任期切れの安東善博会長は再任が決まりました。副会長7名のうち、広島商銀の鄭義夫会長に代わって井上一成理事長が就任。残る6名は安東会長の提案で続投ときまりました。また、このほど釜山広域市中区と友好提携した尾道市の平谷祐宏市長が当協会に入会され、これを機に当協会の名誉顧問に就任されました。
  今回の役員人事ではこのほか、かって当協会の会長として日韓関係が厳しい時代に両国の友好交流に尽くされた山崎芳樹名誉会長が退任されました。鄭義夫副会長とともに長年にわたるご貢献に深謝申上げます。


<広島県日韓親善協会役員名簿2012年7月7日現在>


特別顧問   辛 亨 根 駐広島韓国総領事館総領事
  湯崎 英彦 広島県知事
  林 正夫 広島県議会議長
  松井 一実 広島市長
  木島 丘 広島市議会議長
  小村 和年 呉市長
  神田 隆彦 呉市議会議長
平谷 祐宏 尾道市長
  深山 英樹 広島商工会議所 会頭
名誉会長   堀 口 勲 元会長 中国放送 相談役
  金井宏一郎 前会長 中国放送 相談役
常任顧問   朴 義 鍾 民団広島県本部 常任顧問
  朴 昭 勝 民団広島県本部 常任顧問
  金 孝 烈 広島韓国商工会議所 常任顧問
  平岡 敬 元広島市長
  大曽根 哲夫 前広島県議会副議長

 

会 長   安東 善博 中国放送 会長
副会長   天野 孝三 西日本コクユ 社長、三次日韓親善協会 名誉会長
  姜 仁 秀 八千代病院 理事長
  権 五 源 民団広島県本部 団長
  権 養 伯 伯和グループ 会長
  竹川 和登 前呉市議会議長
井上 一成 信用組合広島商銀 理事長
  松浦 幸男 広島県議会日韓友好促進議員懇話会 会長
専務理事   玉 木 実 中国放送 顧問
理 事   市川 太一 広島修道大学 学長
  井下 春子 翻訳家
  林 権 植 広島韓国商工会議所 元副会長
  李 英 俊 広島韓国商工会議所 副会長
  榎並 毅 ダイソー 監査役
  榎崎 哲也 ひろでん中国新聞旅行 社長
  大辻 茂 広島ホームテレビ 社長
  大中 恒男 オオケン 社長
  梶岡 澄彦 広島ハミング歌謡協会 会長
  上川 孝明 元広島市助役
  川本 一之 中国新聞社 副会長
  権 俊 五 民団広島県本部 監察委員長
  栗原 俊二 広島県議会日韓友好促進議員懇話会 副会長
  児玉 浩 広島県議会日韓友好促進議員懇話会 副会長
  佐々木 謇 韓国留学生後援会 副会長
  芝  清 広島県議会日韓友好促進議員懇話会 副会長
  沈 勝 義 民団広島県本部 議長
  S・リーパー 広島平和文化センター 理事長
  徐 健 杓 広島韓国商工会議所 会長
  成 徳 源 せら興産 会長
  田中 勝邦 広島六大学野球連盟 理事
  谷口 修 広島市議会日韓親善有志の会 世話人
  鄭 載 燮 広島韓国教育院 院長
  陳 泰 坤 東原 社長
  登島 啓次 韓国留学生後援会 会長
  中田 選 NPO法人 世界 理事長
  永野 正雄 テレビ新広島 社長
  中本 隆志 広島県県議会日韓友好促進議員懇話会 副会長
  朴 喆 鍾 広島韓国商工会議所 前会長
  原田 啓吾 中国税理士会 会長
  原森 勝成 中国放送 取締役総務局長
  卞 在 輝 清水観光 会長
  平木典道 広島市議会日韓親善有志の会 世話人
  福島 真平 広島テレビ放送 会長
  藤井正一 広島ユネスコ協会 理事
文 松 子 韓国婦人会広島県本部 会長
  山木 勝司 マツダ副会長
和田 行司 ひろしま国際センター 専務理事・事務局長
〃事務局長   浅井 昭秋 中国放送 社友
監事   林 照一 広島商工会議所 事務局長
成 龍 植 広島韓国青年商工会 会長
 
※印は新任 (理事は50音順 敬称略)              

 

□ 経済交流促進へ 「部会」設置
              12年度事業計画と予算

広島県日韓親善協会は6月7日(木)の通常総会(理事会)で2012年度の事業計画と予算を決めました。事業計画の中では広島と韓国の経済交流の促進に力を入れることとし、企画委員会に「経済交流部会」を設置する方針を掲げました。
  これは昨年夏、「世界陸上」で大邱を訪れた市民訪問団の松井一実広島市長に対し金範鎰大邱市長が「年間1億ドル(80億円)を目標に経済交流をしよう」と呼びかけたのをきっかけに、広島でもこうした機運を後押ししようというものです。経済界でも駐広島韓国総領事館の呼びかけで、日韓経済交流の拡大にむけ、この春講演会を開いています。こうした中、6月7日から10日まで大邱市で開かれた国際食品展には当協会の斡旋で4社が出展。成約に結びつく成果をあげています。
  12年度の事業計画ではこのほか、広島市と大邱広域市の青少年交流、。広島韓国青少年囲碁交流、留学生支援などこれまでの事業を引き続いて実施することも盛り込んでいます。これに要する予算は下記のとおりりです。


<承認された12年度予算>

 収入の部
科目 予算額 前年度額
繰越金 1,132,954 898,073
会費 8,489,000 9,232,500
(賛助) 320,000 320,000
(法人) 600,000 600,000
(個人) 500,000 490,000
(学生) 0 0
(準会員) 69,000 69,000
(特別会費) 2,400,000 3,243,500
(特別賛助金) 4,600,000 4,510,000
事業収入 2,500,000 3,097,060
雑収入 10,000 338
12,131,954 13,227,971
 支出の部
科目 予算額 前年度額
親善事業費 5,500,000 5,563,098
会報発行費 160,000 165,000
総会費 1,800,000 1,744,259
諸会費 260,000 260,000
管理費 2,270,000 2,149,842
(人件費) 1,200,000 1,200,000
(事務費) 590,000 490,522
(交通費) 430,000 432,020
(交際費) 50,000 27,300
事業経費 2,100,000 2,212,818
予備費 541,954 0
12,131,954 12,095,017
 

 

 (単位 円)

         特別会計(囲碁交流)  総支出 1,500,000  総支出 1,500,000  繰越金 0 

 □ 240名が参加 盛大に「会員の夕べ」

 6月7日(木)は総会(理事会)のあと、恒例の「会員の夕べ」が開かれました。240名が参加。再選された安東善博会長あいさつしたあと駐広島韓国総領事館の辛亨根総領事、広島県の城納副知事、広島市の荒本副市長、市議会の木島議長が祝辞を述べました。県議会の芝副議長の乾杯の発声のあと参加者が和やかに歓談しました。この夜は呉市在住の歌手。李銀淑さんがゲスト出演、韓国や日本の演歌を披露しました。またオカリナ奏者の野口美紀さんもオカリナとアコーディオンで出席者を楽しませました。
  この夜のハイライトは「お楽しみ抽選会」。アシアナ航空が7月からの広島―ソウル便の増便を記念して往復航空券をぺア提供。ほかにアシアナ航空の記念品や当協会提供の日韓合作映画「道――白磁の人」のチケット抽選などに会場が沸いていました。
  会場には恒例の韓国料理コーナーも設けられ、李菊枝さんらボランティアグループの皆さんが腕を振るった韓国料理を楽しませてくれました。また賀茂鶴酒造からは日本酒のご提供を受けました。