第 8 集 (2004年11月)

□ スピーチに最高の19人
     日韓ヤング大集合 (2004年11月 7日)

 

   広島県日韓親善協会などが主催する「日韓ヤング大集合が11月 7日(日)、広島市南区の
広島市留学生会館で開かれました。
  10回目の今年は韓国人留学生や日本人学生など 160人余りが参加。企画、進行はすべて
参加したヤングたちの手ですすめられました。
  恒例のスピーチ大会は今回はじめて中学生・高校生にも門戸を広げ、過去最多の 19人が
出場しました。日本人は韓国語で、韓国人は日本語で それぞれ 3分間の持ち時間でスピーチ
しました。テーマは自由でしたが、昨今の「韓流ブーム」にふれた話題が多く、特に日本人学生
では中学生や高校生などこれまでより若い世代に、韓国の人や文化に対する関心が深まって
いる事を感じさせました。
  その中学生・高校生部門で留学生の最優秀に選ばれた山陽女学園高等部の金珉秀さんは
「学園生活と文化に感動」と題したスピーチで 日本の高校で部活が盛んなことや、日本の祭りに
参加して楽しかった経験を語りました。
  また、日本人学生では ノートルダム清心高校の佐野麗美さんが最優秀で、学校の研修で
韓国旅行し、「韓国が大好きになった。これから もっと韓国語を勉強し、日韓の架け橋になり
たい」とスピーチしました。
  大学社会人部門(留学生)の最優秀のハン ミョンソクさん(広島大学)は、日本の街の情け
深さ、店員の親切な対応に感心したことを述べるとともに「文化は違っても人間関係の”情”は
かわらない。韓国と区別して日本人を見るのが間違いであることが よくわかった」と述べました。
  大学社会人部門(日本人学生)最優秀の浅田絵美さん(広島修道大学)は韓国留学の
経験をふまえ、韓国の友達の”情”の熱さを語りました。

過去最高の160人が参加した
日韓ヤング大集合---

中・高校生も初参加
スピーチ コンテスト

日本人は韓国語で
韓国人は日本語で--

 

 

大学社会人部門(留学生)
最優秀のハン ミョンソクさん

ハン ミョンソクさんには
広大応援団も---

 

 

社会人で参加の寄野美恵さん
「韓国との出会い」

スピーチコンテストの表彰
(右は玉木専務理事)

 



 ◆ スピーチコンテスト入賞者 ◆

  中高校生部門(留学生)      
    最優秀 金 珉 秀 山陽女学園 学園生活と文化に感動
    優秀 金 美 鈴 山陽女学園 憧れた日本に来てみて
  中高校生部門(日本人)      
    最優秀 佐野 麗美 ノートルダム清心 韓国旅行で感じたこと
    優秀 山田 恵理子 基町高校 とうして韓国ブーム?
  大学社会人部門(留学生)      
    最優秀 ハン ミョンソク 広島大学 私の感じた日本
    優秀 李 知 恩 県立女子大学 韓日の真の交流とは
  大学社会人部門(日本人)      
    最優秀 浅田 絵美 広島修道大学 留学生活で得た情
    優秀 出原 佳和 広島修道大学 日韓の新しい歴史の創造



  スピーチコンテストのあとは 在日韓国人の 李 菊枝さんらボランティア グループが腕をふるった
ビビンバやサンゲタンなど韓国料理を楽しみました。
  この日はまた、参加者全員参加のゲーム大会などもあり両国の若い世代のふれあいの場にもなりました。

スピーチのあとは
韓国料理のパーティー

広島修道大 大津章課長の
発声で乾杯

韓国料理の腕をふるった
李菊枝さんらボランティアグループ

 

とりどりの韓国料理が参加者に好評

 

初参加の高校生も舌つづみ

 

   


 

□ 大邱広域市に「広島交流協会」設立へ
   朴相何氏が広島市長らに報告

 
  アジアオピンピック委員会(AOC)の朴 相何 副会長は 11月 2日、広島県日韓親善協会の
金井 宏一郎 会長、広島市の秋葉 忠利 市長を訪問しました。
  席上、朴 相何 副会長は 姉妹提携している大邱広域市と広島市の民間交流を活発にするため、
大邱広域市に「大邱-広島親善交流協会」を11月15日(月)に設立する意向を表明しました。
10月29日にはそのための準備会を開催しており、今後 設立に向けて 既存の交流団体のほか、
芸術・文化・スポーツなど幅広い団体の結集を目指す考えです。
  広島市と大邱広域市は 97年に姉妹提携し、現在 弁護士会や税理(務)士会、民間放送、
山岳会、学校、カラオケ団体など十数団体が提携を結んでいて、今後も交流拡大を望む動きが
広がっています。
  しかし、大邱広域市側に交流の窓口となる組織がないため、当協会が中心になり設立を働き
かけていました。  秋葉市長との会談の中で 朴 相何 氏は「交流拡大に向けて広島市も協力して
ほしい」と要請したのに対し、秋葉市長も「できる限り協力したい。これ迄欠けていた経済の分野
での交流が活発になるよう頑張ってほしい」と答えました。
  朴 相何 副会長は大邱広域市 出身。1994年の広島アジア大会で韓国選手団長として来広して
以来、広島市と大邱広域市の交流に尽力し、国際庭球協会の会長としてアジア杯ソフトテニス大会
を毎年 広島で開催しているほか、昨年は ソフトテニス世界選手権大会を広島で開きました。
  また 広島市との姉妹提携にも側面からバックアップし、提携の「影の功労者」といわれています。
新組織の会長には 朴 相何 氏が就任するものとみられます。

    大邱・広島交流団体リストのページへ

秋葉忠利廣島市長を表敬訪問
(2004年11月2日)

「大邱-広島親善交流協会」
設立を報告

秋葉市長から記念品を
贈られる朴相何副会長

 

 

朴相何副会長一行が
広島県日韓親善協会を訪問

「大邱-広島協会設立で
交流を一層拡大したい」朴副会長