第 100 集 (2004年09月)

□ サンフレ新入団韓国選手の激励会
               サポータークラブ結成へ

 サッカーJリーグの開幕を前に3月2日(金)の夕、サンフレッチェ広島に新しく入団した二人の韓国選手の激励会が広島市のホテルで開かれました。二人はロンドン五輪を目指すU-23(23歳以下)の韓国代表DF黄錫鎬(ファンソクホ)選手(22)と、U-18韓国代表のMF李大憲(イデフォン)選手(18)。激励会は広島県日韓親善協会と駐広島韓国総領事館、民団広島県本保が主催し約100人が参加しました。辛亨根総領事が「応援してくれる皆さんの期待にこたえる活躍を」と激励すると、来賓として出席した林正夫県議会議長と木島丘広島市議会議長も「広島のファンに夢と感動を与えてほしい。サンフレッチェの攻撃力を高めるのに二人の入団は心強い」と歓迎しました。
  これに対して黄選手は「沖縄キャンプで怪我をしたが、その後いい状態に仕上がりつつある。開幕に間に合うよう頑張る」と述べ、李選手は「できるだけ多くの試合に出て、チームが昨年(7位)を上回るよう力を尽くす」と決意を語りました。
  黄選手は大邱大学4年で182センチ79㌔速さと強さを生かした守備が持ち味。李選手は江陵中央高に在籍する186センチ、69㌔。FWからDFまでこなすオールラウンドプレーヤーです。
  この日の激励会では後半、かってビッグアーチで場内アナウンスを担当していた広島市議会の石橋竜史議員のコールで両選手が再び登場。司会の中国放送・石橋眞アナとのW石橋コンビで両選手が活躍する架空実況放送などで会場を沸かせました。
  また、この中で激励会で石橋議員が二人の「サポータークラブを結成しよう」と呼びかけると、佐伯区で会計事務所を経営している唯山重夫さんが、「事務局を引き受けましょう」と応じました。唯山さんは会長に広島県日韓親善協会の安東善博会長を推薦。この日出張中の安東会長の了承を得た上で後援組織を立ち上げることを申し合わせました。
  この日はアトラクションとして呉市在住の李銀淑(イウンスク)さんと北朝鮮出身の歌手・ミョンソンヒさんが韓国や日本の歌を披露し喝采をあびました。