第 110 集 (2012年12月)

□ 2012「忘年の夕べ」に300余名
            大福引き大会盛り上がる

広島県日韓親善協会の年末恒例「忘年・会員の夕べ」が12月5日(水)、広島市中区のリーガロイヤルホテルで開かれました。会員や同伴者、広島県・広島市など行政関係者、県・市議会議員、県内大学の韓国人留学生ら300名余りが参加しました。


開会に先立ち、韓国婦人会県本部の会員11名によるチャンゴの演奏があり午後6時半から開会セレモニーが始まりました。安東善博会長が「この一年、日韓の間ではいろいろなことがありましたが、親善協会としては青少年囲碁交流をはじめ予定していた親善事業を無事こなすことができました」と報告。
  辛亨根・総領事は政治上の争いは民間の草の根交流を盛んにすることで乗り越えることができます。その意味で日韓親善協会が果たす役割りは大きい」と述べました。
  この日は広島県から中山雅文・地域政策局長、広島市の佐々木敦朗・副市長が出席し祝辞をのべました。また、釜山韓日親善協会の李鍾均・会長も駆けつけ会場で紹介されました。

 今回の「夕べ」の特別ゲストは女子ホッケーで日本リーグなど全国レベルの大会で3冠を果たしたコカコーラウェストレッドスパークスの柳承辰(ユスンジン)監督と韓国出身選手ら6名。中国放送スポーツ部の国井由美子ディレクターのインタビューに柳監督は「日本一の座を来年以降も続けるために頑張りたい」と喜びを語りました。
  サッカーJ1で優勝したサンフレッチェ広島の韓国人選手はトヨタクラブカップの日程と重なり出席できませんでしたが、黄錫鎬・李大憲の2人のほか主力選手のサイン入り色紙が山田恵司マネージャーからプレゼントされ、希望者が殺到しました。

 「夕べ」は広島生まれの在日3世、李翔雲さんの歌に続いて呼び物の大福引き大会に移りました。今年最もビッグなプレゼントは、アシアナ航空の広島―仁川―パリの往復航空券。
  例年どおり大久保有満子さんが司会をつとめ、賞品提供の企業(団体)の代表者がステージに招かれて、色か番号が書き込まれたクジを抽選箱から取り出しました。満場注視の中、5千円の商品券や1万円の食事券など豪華な賞品の当たりクジの色や番号がアナウンスされると、その度に会場から大きな歓声やため息が漏れる盛り上がりぶりでした。
  注目のソウル往復航空券は韓国人留学生に、パリ往復航空券は県東部からの出席者に当たりました。
  また、この日も例年同様、会場には韓国料理コーナーが設けられ、広島県日韓親善協会の主婦ボランティアの皆さんが手造りの韓国料理を提供。コーナーには行列ができるほどの人気でした。また、韓国婦人会からも手造りキムチをプレゼントしていただき好評でした。
    有難うございます。