第 31 集 (2006年11月)

□ 大賞に 裵晙九さん と 三笹雅代さん
   第1回 日韓(韓日)広島マダン 『スピーチ & 交流』

   

 

広島県日韓親善協会と広島韓国教育院が主催する 第1回日韓(韓日)広島マダン「スピーチ & 交流」が 2006年11月11日(土)、 広島市南区の広島市留学生会館で開かれました。
  在広韓国人留学生をはじめ 韓国語を学んでいる日本人の学生や主婦ら 250人が参加し、大盛況でした。
  催しの第1部は 日本語と韓国語によるスピーチコンテストで、29人が出場しました。
  このうち 韓国語の部には 中高校生や社会人、主婦ら 22人が挑戦。持ち時間 3分で それぞれテーマを決めてスピーチしました。
  また 日本語の部に出場したのは、来日後 2年以内の留学生 7人。広島大学総合科学部の尹光鳳(ユンクァンボン)教授ら 4人が審査員を つとめましたが、発音や内容は審査員も驚くほどの高いレベルでした。
  大賞に選ばれたのは 韓国語の部で三笹雅代さん、日本語の部が裵晙九(ぺジュング)さんの 2人。
  「私が韓国語を話したい理由」という テーマでスピーチした三笹さんは 7年前 大邱の病院へ研修に行った時、 現地の看護師さんが日本語を勉強して 日本語で案内してくれたのが忘れられず、韓国語の勉強にとり組んでいることを報告し 「今度 韓国からお客さんが来たら、韓国語で案内してあげたい」と、動機を話しました。
  また 「私が日本へ来た理由と日本へ来てよかったところ」と題してスピーチした裵晙九さんは 「国際化時代に対応するためには、英語以外に もうひとつの外国語が必要なこと、その場合 専攻の工学の勉強をかねて日本語が学べる日本が良いと思った」 と流ちょうな日本語で述べ、栄冠をかちとりました。 2人は副賞として 韓国総領事館とアシアナ航空から 広島 - ソウル往復航空券が贈られました。
  金賞、銀賞、銅賞の受賞者は次のとおりです。

  金賞 韓国語の部
日本語の部
平田 朱美
沈 眞 用
  銀賞 韓国語の部 布野 康子
森野 睦未
柳沢 美香
    日本語の部
金 鉉 善
  銅賞 韓国語の部 岡崎 綾子
平手ゆかり
田中 裕子
今村 良子
来島 大恭
藤本 恵美
    日本語の部 鄭 祥 祐


  スピーチコンテストのあと 交流会が開かれ、広島韓国学園講師の李菊枝さんらボランティアの人達 手作りの韓国料理を食べながら 親善のひとときを過し、あちこちで覚えたての韓国語で 留学生に話しかける主婦らの姿がみられました。

  広島県日韓親善協会は 1995年から 毎年 1回 「日韓ヤング大集合」 というイベントを開き、スピーチコンテストやゲーム大会で交流してきました、 一昨年の 10回目を区切りに終了し、新たに、広島韓国教育院と共催で、ヤングだけでなく、韓国や韓国語に興味を持っている さまざまな階層、年齢層の人達に呼びかけて、 今回の催しを開いたものです。
  共催した広島韓国教育院の林一圭 院長は 「予想以上に多くの皆さんに集まっていただき、スピーチと交流という所期の目的が達せられました。来年以降 更に 充実した ものにしたい」と話しています。
  この催しは 駐広島韓国総領事館の資金援助を受けたほか、アシアナ航空広島支店から航空券の提供を受けました。また 広島県、広島市、民団広島県地方本部などの後援をいただきました。
  ご協力に感謝します。