第 106 集 (2012年10月)

□ 安東会長が陣頭指揮
         フード・フェスティバル「日韓ブース」賑わう


広島の秋の恒例イベント「ひろしまフードフェスティバル」が10月27日(土)、28日(日)の両日、中区の広島城公園一帯で開かれ、昨年を 15万人上回る 80万人の人出で賑わいました。
  当協会は、駐広島韓国総領事館とともに護国神社前広場にブースを出店、馴染みのファンも混じえ、一時は行列ができるはどの盛況ぶりでした。ボランティアのスタッフ、留学生らも大活躍でした。

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  朝8時前、ボランティアの主婦たちに混じって作業服の「オジサン」がニラを刻んでいました。当協会の安東会長です。
  会長の陣頭指揮で私たちのフードフェスティバルがスタートしました。
  例年、韓国観光公社の協力で2つブースを運営してきましたが、今年は公社が参加を断念したため、一つのブースで実施しました。

 狭いテントで「チヂミ」「トッポギ」「キムチ焼飯」「マッコリ」の4つのメニューを販売、調理ボランティアの李菊枝(イグッチ)さんがチヂミを焼きながらスタッフをリードします。11時ごろからお客さんが増え始め、昼時にはゴマ風味の香りが漂う鉄板前に行列もできました。
  広島大学留学生のキム君は、マッコリのグラスを並べた大皿を手に踊るように体をくねらせながらオソーセヨ(いらっしゃい)!マシッソヨ(おいしいよ)!と声を嗄らしていました。案じられた雨が午後2時過ぎから、ポツポツと落ちはじめましたが、さほどのこともなく、夕方5時前には予定したメニューを完売しました。

  翌朝も雨が残るという予想でしたが、8時前にはすっかり上がり、日差しも差し込み、祭り日和となりました。昼頃には最高の人出で、スタッフの呼び声も弾みました。
  駐広島韓国総領事館の辛亨根総領事、李永換領事もお姿を見せ、スタッフにねぎらいの言葉をかけられました。昨今のギクシャクした日韓関係の影響も案じられましたが、その心配も全くなく、多くの市民たちに韓国の食文化を楽しんでいただきました。
  ボランティアの皆さん、ブースに立ち寄ってくださった多くの市民の皆様に心から感謝いたします。

なお、駐広島韓国総領事館は、中央公園で行われた「ぺあせろべ」の広場にブースを展開し、マッコリの試飲、観光パンフの配布、チヂミの販売など韓流のPRにつとめました。