第 122 集 (2014年08月)

□ 広島市・大邱広域市青少年交流事業
        大邱の20名 広島で充実の4日間

広島市と姉妹都市・大邱広域市との青少年交流事業が7月29日(火)から8月1日(金)までの4日間広島市で行われました。2002年から毎年、交互に訪問して交流しているもので、13回目の今年は大邱の青少年20名を広島市に迎えました。
  中学生9名、高校生11名からなる訪問団は7月29日午後、福岡空港からバスで広島入り。中区のアステールプラザでの開会行事・交流会に臨みました。
  迎えた広島市の青少年は中学生6名、高校生15名の合わせて21名で、中には青少年交流が今回で5回目という「経験者」も含まれています。
  一行はアステールプラザから平和公園へ移動、原爆慰霊碑に参拝した後資料館を見学しました。
  この日の夜は歓迎夕食会がありこの事業の実行委員長をつとめている広島県日韓親善協会の青木暢之会長や広島市の尾形完治教育長が歓迎のあいさつ。「暑いさ中ですが広島でいろいろなことを学び、そして友だちをふやして下さい」とあいさつ。徐張恩総領事も来賓のあいさつをしました。

 第2日の7月30日(水)は宮島を見学した後、ホストファミリーとの対面式があり、大邱の青少年たちはファミリーとともにホームステイに移りました。ホームステイは今回交流事業に参加した広島の14家族が引き受け手となり、それぞれの家庭で趣向を凝らした歓待をうけました。

  第3日、7月31日(木)は午前中でホームステイを終え市立基町高校で部活動を体験しました。部活動は剣道部と弓道部で実際に胴衣をつけて行いましたが、初体験に大喜び。基町高校の部員たちと記念写真におさまっていました。このあと交流を締めくくる班別発表会の準備と夜は「さよならパーティ」。
  交流も3日目になるとお互いに気ごころも知れてきたのか、パーティは広島側が用意したK-POPのメドレーなどで大いに盛り上がりました。

  第4日、8月1日(金)今回は日程が一日短縮されたこともあってアッという間の4日間でした。午前中は班別発表会。班別発表会は日韓の風俗習慣の違いを図で示しながら説明しました。「違いもあるが、案外似たところも多いなぁ」というのが、みんなの感想でした。お別れの日のお昼はお好み焼き。本通りを散策したあと、2時過ぎのバスで福岡へ向かいました。お別れは今年も涙涙でバスが出発した後も広島の参加者たちはハンカチで涙をぬぐっていました。
  今回は大邱側の要望で日程を短縮しましたが、事前の準備が行き届いていたため充実した交流となりました。
  加えて今年は司会から交流の出しものまで広島の参加者が自主的に決めた、文字通り「手作り」の交流でした。

 この事業は広島県日韓親善協会の青木暢之会長が委員長をつとめる実行委員会が実施していますが、広島市教育委員会の全面的な支援を受けました。
  ここに改めてお礼を申し上げます。