第139集 (2017年5月)

 □ 大邱の日・マダン(フラワーフェスティバル)

 

   広島市と大邱広域市が姉妹都市提携して今年で20年、これを記念する「大邱の日」記念式典がフラワーフェスティバル期間の54日、行われました。今年は、大邱市からキムスンス副市長以下、93人の訪問団が、広島を訪れ市民と交流しました。

 

  一行は4日午前広島入りし、午後一時からカーネーションステージで行われた記念式典に臨みました。キムスンス副市長ら大邱の代表と、出迎えた広島市の松井市長、実行委員長畑矢会長らがステージヘ登壇し、20年の実績を基にさらなる友好親善活動を進めることを確認しました。

 

  訪問団には、70人の大邱オペラ団のメンバーも参加しており、そのうちのガラコンサート団3人が、およそ300人の聴衆の前でお馴染みの

イタリア民謡など6曲を熱唱して大きな拍手を浴びていました。

 

  オペラ団は、翌5日アステールプラザホールで公演を行い、プッチーニ作曲、若者たちの夢を追う愛と青春の物語、オペラ「ラ・ボエーム」を熱演、満席の1000人の観衆に感動を与えました。

 

 

  当協会と姉妹提携している大邱韓日協会のパクジョンアン会長はじめ 

13人の会員が訪問団に参加して来広されましたが、宮島観光などを楽しむ一方、フラワーマダンや歓迎夕食会などで当協会会員らと交流し楽しいひとときを過ごしました。

 


    

 

 

    5日夕方、大邱訪問団と迎える広島側参加者合せて160人が集まり、リーガロイヤルホテルで歓迎夕食会を行いました。 

 はじめに広島市の岡村副市長が「大勢の皆さんでお訪ねいただきその友好のお気持ちに心から感謝」と挨拶。 

続いて大邱のキムスンス副市長は「和を大切にする広島を支援したい」と述べられました。 

また大邱商工会議所のチンヨンファン会長は、日本の歌の歌詞を引用「あなたがそこにいるだけで空気が和む、心が安らぐそんなあなた」と広島を讃えて会場から大きな拍手を受けました。

 



 

  会場では、いたるところで談笑と記念撮影が続き、オペラ団のメンバーの即興の歌に大きな感動のどよめきが起こりました。


  実行委員会は、3日~5日の3日間、NHK南真向いの緑地帯で大邱マダンを開催、今年は天候に恵まれ多くの市民らがマダンを訪れました。

 


 

  大邱市観光課職員らによる大邱の観光PRのブースでは、縦の筒に弓を投げ入れて遊ぶ投壺(トウホ)に興じる家族連れが引きも切らず、韓国の伝統衣装チマチョゴリの試着コーナーも毎回人気で、華やかな衣装に身を包み写真撮影をする女性の笑みが溢れていました。


 

 

  李菊枝さんら主婦ボランティア手造りの韓国料理(キムチチャーハン・トッポギ・チジミ)の販売も好評で昼時は列ができるほどでした。 

また、よく冷えた一杯100円のマッコリ(韓国の白酒)も人気でした。

チャーハン

 


 

  この販売には、韓国人留学生も参加して、オソーセヨ(いらっしゃい) 

マシッソヨ(おいしいですよ)と声をからして道行く人に呼びかけました。