第 116 集 (2013年12月)

 □ 韓国大使・駐日全総領事が参加
     「忘年の夕べ」(12月3日)最多の360名で賑わう

 広島県日韓親善協会の年末恒例「忘年・会員の夕べ」が12月3日(月)、広島市中区のリーガロイヤルホテルで開かれました。会員や同伴者、留学生らのほか、李丙琪・駐日大使をはじめ日本国内10か所に駐在する総領事も全員が姿を見せました。たまたま翌4日から韓国の駐日公館長会議が広島で開かれる日程と重なったため、「夕べ」は韓国の駐日外交官のそろい踏みの場となりました。
  また、広島県日韓親善協会と姉妹提携している釜山韓日協会の李鍾均会長、友好交流している慶尚南道協会の徐哲雨副会長ら二人の副会長も駆けつけました。
  過去最多、360人の参加者で満席の会場で、広島県日韓親善協会の青木暢之会長は「日韓関係はいま厳しい局面を迎えているが、民間交流を活発にすることで危機を乗り越えたい」とあいさつ。続いて来賓としてあいさつに立った李丙琪大使は6月の就任後まず石巻の被災地を訪問し、その後も被災住民を慰問して心が通じ合った体験を語り、「外交とは(相手に)暖かい気持ちを伝えることだ、と知った。(韓日)両国の間に多少の困難があるのは確かだが、親しい間柄だからこそ。雨降って地固まる。これを乗り越えた時にはもうひとつ次元の高い間柄が生まれる」と述べました。
  開会セレモニーではまた、広島県の梅木敏明・地域政策局長、広島市の西藤公司副市長が祝辞を述べ、広島県議会日韓友好促進議員懇話会の松浦幸男会長が乾杯の発声をしました。

  この後、懇親会に移り、大使・総領事らをまじえ、出席した人たちが広島県日韓親善協会のボランティア主婦手作りの韓国料理などを楽しみました。
  この日のエンターテイメントは広島で活躍するグループ「コントラプンクト」。洋楽器のバイオリン、チェロと韓国伝統楽器のカヤグム、チャンゴを組み合わせたコラボで会場を盛り上げました。
  「忘年・会員の夕べ」のお楽しみは恒例の「大福引大会」。大久保満里子さんの軽妙な司会で会場は盛り上がり、当選を示すカラーボードや当たり番号が発表されるたびに歓声とため息に包まれました。アシアナ航空提供のソウル往復航空券を引き当てたのはボランティアグループの佐々木令子さんら二人。ひろでん中国新聞観光の豪華旅客船「飛鳥」による釜山旅行はアシアナ航空広島支店の姜敏圭支店長のご子息が引き当てました。

  大福引大会の賞品をご提供いただきました各社(団体)の皆さまに厚くお礼を申し上げます。

□ 安東名誉会長に韓国外務部長官表彰

 広島県日韓親善協会の安東善博名誉会長は12月2日に開かれた「忘年・会員の夕べ」の席で尹炳世・韓国外務部長官からの表彰状を受けました。安東名誉会長は2008年から5年間、広島県日韓親善協会の会長をつとめ、2011年に世界陸上が開かれた大邱広域市に訪問団を派遣するなど日韓交流に貢献した実績が評価されました。
  この日は駐広島韓国総領事館の辛亨根総領事から表彰状が伝達されました。