第 11 集 (2005年02月)

□ 慶尚南道━広島 料飲業界が交流協定


  広島県と韓国慶尚南道の料飲業界が 2月22日(火)、相互交流協定書に調印し、今後 調理士
など料理・飲食の第一線の人達の交流をすすめることになりました。
  協定を交わしたのは 広島県飲食業生活衛生同業組合(真藤和典理事長)、社団法人広島県
調理士会連合会(木川武会長)と社団法人韓国調理士会中央会慶南・蔚山支会(朴鍾植会長)の
三者。
  調印式は広島県日韓親善協会の金井宏一郎会長と広島韓国商工会議所の金孝烈名誉会長
が立会人となり、日韓協会が事務局をおいている中国放送で行われ、真藤理事長、木川会長と
朴鍾植会長が5項目からなる協定書に署名捺印しました。
  協定によりますと、三者は両国の伝統料理の技術交流や衛生・サービス関連情報の交換、
相手側が主催する行事への協力・参加などを目的とし、会員(組合員)同士の人的交流をすす
める、としています。
  調印式をおえた真藤理事長は「日韓の料飲業界の協定は、全国でもはじめてと思う。実の
ある交流を実現したい」と述べ、朴鍾植会長も「念願の調印ができて、本当に嬉しい。これから
日本の業界のすすんだところをどんどん吸収したい」と話しました。又、立会人として署名した
当協会の金井会長は「昨年の夏以来、慶尚南道から すでに六十数名が広島を訪れ、実習や
研修をしている。今後 双方向で末長い交流を期待したい」と お祝いの言葉を述べました。

 
 

料飲業界の交流協定調印式
手前右は金井宏一郎会長(2月22日)

木川会長(左)、真藤理事長

あいさつする
朴鍾植会長

       
   

調印を終えた(左から)真藤、金
朴、木川、金井の各氏

 

 

 

 

□ 民謡 打楽器のグループが広島でチャリティ公演

  韓国忠清北道から民謡や打楽器の愛好グループが広島を訪問、2月18日(金)に呉市で、翌 19日
(土)には広島市でチャリティ公演をしました。
  広島市での公演には 凡そ 400人が詰めかけ 本場の迫力を堪能しました。
  一行は、韓国琴(カヤグム)やチャンゴの伴奏で 韓国各地の民謡を歌っている「タゴソン」の 7人と、
鐘や太鼓の打楽器の演奏グループ「ハンヌリ」の 10人を含む 19人。
  忠清北道を中心に韓国各地で公演し、「プロ並み」という高い評価を受けているそうです。
  来広初日の 17日(木)、広島市西区の古田公民館で歓迎会が開かれ、同館で チャンゴや詩吟や
大正琴を学んでいる地元の人たちと交流しました。翌 18日(金)には 呉市を訪れ、二河小学校と
横路中学校で公演しました。呉市の学校訪問は 呉・鎮海友好議員連盟の仲立ちで実現したもので、
横路中学校では公演のあと、生徒たちがコーラスで交流しました。
  2月19日(土)の公演は 夕方 6時半から 広島市中区のアステールプラザで行われました。
「広島日韓友好演奏会」 - インド洋大津波チャリティコンサート と銘うった公演は、古田公民館や、
ここを拠点にチャンゴを習っている「ハンソリの会」などの主催。
  はじめに「ハンソリの会」がチャンゴの演奏で歓迎したあと、白い布をくるくる廻しながら踊るハンヌリ
の華やかな演技やチャンゴ演奏、韓国民謡の三重唱などがありました。韓国民謡の三重唱では、
参加者が舞台前や通路に出て踊ったり、迫力満点の打楽器の演奏に盛んに拍手をおくったり、会場が
一体となって雰囲気を盛り上げました。
  尚、この演奏会のあと寄付金の贈呈式があり、インド洋大津波の被害者や在日韓国・朝鮮人の
お年よりのケアのために収益が寄付されました。